1962年生まれ、かな入力千代子のお天気日記

あの、自分が還暦を過ぎた事が自覚できないのです。まだ知りたい事、知らない事が沢山ある気がします。

ファミレス、私を置いていかないで

千代子が学生の頃、初めて従事したアルバイトは、ファミレスのウェイトレスでした。当時、その仕事に就いた方なら憶えているかもしれませんが、注文は指定の縦長の伝票に手書きでした。料理によって、伝票の書く場所は決められ、料理の略し方も決められていました。よくあった、レモンスカッシュをレスカと書く、あんな感じです。ウェイトレスによって書かれた伝票は、すぐにキッチンに回されるので、人によって書く場所や書く略し方が違うのは、秒単位で判断しなくてはいけないキッチンの人には、迷惑なのです。

千代子も、自分の書いた伝票の後の流れが理解出来ると、書く場所、略し方を必死で覚えました。

それから、就職。しばらくファミレスに行く事はありませんでした。久しぶりに訪れたファミレスでは、ウェイトレスは、注文を手持ちの小さなタッチパネルに打ち込んでいました。

千代子は、随分便利になったなあと、感慨深く眺めていました。

そして、今、皆さんもご存じの通り、ファミレスに、ウェイトレスのためのタッチパネルもなくなり、タッチパネルは、各自の席に置かれています。

新しい事に置いて行かれない様に、いつも後ろから小走りでついていった千代子です。

これ以上の進化についていけるのでしょうか。

食事の注文くらい、いつも自分で出来る様にしたいです。