私が会社員を辞める時、電話で父に報告しました。
父は、クネオ君と交際中である事を知っていましたが、私の退職を心配し、反対しました。
私は、おもわず「私の人生は私のものだ」と父に電話口で言い、電話を切りました。
その二か月後、父の二回目のワクチンの接種を終えた後、やはり挨拶はしようと思い、父の家に行き、挨拶、その翌日に入籍しました。
現在クネオ君は、病気で休んでいます。
私は、派遣社員の自分が病気になる訳にはいかないと思い、食事や睡眠時間、外出等、気を使っています。
けれど、悲壮感が全くないのです。
仕事も健康も自分だけのものでないという事に、人から求められている実感があるのです。
私の人生は、私だけのものでないと思う時、何か充たされたものを感じます。